世界5都市の「ダイエット事情」
世界5都市の「ダイエット事情」
美しく健康でありたいと願う女性には
永遠のテーマともいえるダイエット。
日本でも毎年さまざまなダイエット方法が紹介され、
ブームを巻き起こしている。
世界の女性たちはどんなダイエットを実践しているのか
のぞいてみましょう。
カナダ Canadaカナダ Canada
カナダで大人気”Slim-Fast Optima”

テレビCMでおなじみの“Jenny Craig”。最近、同社のプログラムで、エディ・ヴァン・ヘイレンの妻だった女優ヴァレリー・バーティネリが、12週間で22パウンド(約10キロ)の減量に成功し、話題を呼んでいる テレビCMでおなじみの“Jenny Craig”。最近、同社のプログラムで、エディ・ヴァン・ヘイレンの妻だった女優ヴァレリー・バーティネリが、12週間で22パウンド(約10キロ)の減量に成功し、話題を呼んでいる

現在、カナダでは死因の上位に心臓病があり、子どもの肥満や糖尿病などが深刻な問題になってきている。そのせいか、ダイエット食品やサプリメントは日常にすっかり浸透している。

一番人気は、ドラッグストアなどで気軽に買える“Slim-Fast Optima”ドリンクタイプとバータイプがあり、バランス栄養食の定番と言えるだろう。ウェブサイトでは、身長と体重を入力すると“Slim-Fast Optima”を盛り込んだ、4週間分のオススメ食事プランを紹介してくれ、バランスよく栄養をとりながら、文字通り速く(Fast)やせられると好評だ。
ダイエットプログラムの注目株はTVドラマ“Fat Actress”の主演女優クリスティ・アレイのテレビCMでおなじみの“Jenny Craig”。

しかし、カナダ人が一番実行しているダイエット法は実はいたってシンプル。食事前にローカロリーのスープかサラダを食べること。そうすると、メインを食べすぎることがなく、満腹感も持続するからだ。そして、好きな音楽を携えて、毎日1時間ほどウォーキング。リラックスして、ストレスを放出。

これがカナダ流ダイエットだ。


Text & Photo by Sumi Sato

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アメリカ Americaアメリカ America
アメリカで話題のダイエット

Volumetrics Diet方法が書かれた著書「The Volumetrics Eating Plan」ダイエットの詳しい方法とレシピが掲載されている Volumetrics Diet方法が書かれた著書「The Volumetrics Eating Plan」ダイエットの詳しい方法とレシピが掲載されている 「The Volumetrics Eating Plan」の本を見ながら作ったディナーメニュー1食分。ダイエットをしているとは思えない十分な量 「The Volumetrics Eating Plan」の本を見ながら作ったディナーメニュー1食分。ダイエットをしているとは思えない十分な量

アメリカは、国民の6割以上が肥満だといわれている。食事傾向、砂糖の消費量、徒歩より車の習慣等、油断するとすぐに体重が増える環境の中、人々の意識がダイエットに集中する。

その方法はさまざまだが、とりわけ食事療法は根強い人気がある。最近の消費者レポートでは、Volumetrics Dietの食事療法が高い評価を受けている。

考案者のBARBARA ROLLS,PH.D(ペンシルベニア州立大学の栄養学教授)は、このダイエットでいっぱい食べても、太らない画期的な方法を提唱している。

食品を1.かなり低カロリー、2.低カロリー、3.中カロリー、4.高カロリーの4つの項目に分類。低カロリー食品は、高カロリー食品に比べ熱量が低く、多量に食べても太らず、減量ダイエットに成功できるという。

従来のダイエットは、厳しい食事量制限を強いられ、途中で挫折することもしばしばだが、Volumetrics Dietは、体によい食べ物をたくさん食べて空腹を満たすので、健康的で無理がない。この方法を利用するとダイエット中でも、食事の品目を豊富に楽しめる。

また、スイーツやアルコール等も少量ならOKなので、それほど苦労もなさそう。詳しいレシピや方法は、彼女の著書「The Volumetrics Eating Plan」他で、紹介されている。

アメリカのサーチエンジンでロールズ博士の提唱するダイエットの本の紹介が見れる(英語)。カロリーを減らす食事とはどういうものか参考になる。興味がある人はチェックしてみよう。
www.volumetricseatingplan.com

 

ロールズ博士の提唱するダイエット
専門家の理論では、人が1日に食べる量は、ほとんど同じだとか。ロールズ博士によると、高カロリーと低カロリーの食事で、同カロリーにして比べてみると、低カロリーの食事の量が倍以上になるらしい。いつも食べている高カロリーの食事を低カロリーの食事に替えることによって、同じ量を食べても太らないことを提唱。例えば肉を食べるとしても、脂肪部分を取り除いたり、フルーツサンデーならアイスクリームの代わりにヨーグルトを使用したり、低カロリー食品で食べる量を増やし、おなかをいっぱいに満たすことができるというもの。


Text & Photo by Sumi Sato

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フランス Franceフランス France
フランス人は美意識でやせる?

ここ数年自然体の美しさが好まれるフランスでもヨガやピラティス、最近では写真のジャイロキネジスも密かなブーム! ここ数年自然体の美しさが好まれるフランスでもヨガやピラティス、最近では写真のジャイロキネジスも密かなブーム! スーパーの乳製品コーナーにはダイエット用ヨーグルトが種類豊富に揃う スーパーの乳製品コーナーにはダイエット用ヨーグルトが種類豊富に揃う

食べ物が美味しく感じる秋の到来はフランス人にとっても暴食の誘惑が多くなる危険な季節。

美食の秋を味わうためなら、ダイエットにも気をつかうのがフランス人。スーパーではダイエット食品のコーナーは年々拡大しているが、肥満が深刻化している社会背景も手伝って、フランス人には欠かせないヨーグルトやチーズなどの乳製品には脂肪分ゼロ、シュガーレスと明記されたダイエット食品が大ブレイク。

また夜の過食を防ぐためのおやつとして、ダイエットクッキーやビスケットなどもよく利用されているようだ。

だが、多くのフランス人が美食なのに太らない秘密は、自分の体をうまくコントロールしているから。

ダイエットを日常の習慣としてとらえているので、食事や運動などに常に気をつかっている。食事は1日3食、適量を守り、食べ過ぎたら翌日は絶食もする。新陳代謝を高め、老廃物を排出するというコントレックスなどの水もよく摂取している。

美意識を親や周囲から徹底的に教え込まれるので、ダイエットを特別意識しないでも、トータル的に美しい女性になる心意気が備わっているのだ。


Text&Photo by Kyoko Okunaga

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ベトナム Viet Namベトナム Viet Nam
ベトナムではおなじみアオザイの効果でやせる?

菊や百合などを配合したお茶は1杯15円ほど。多少の青臭さは我慢 菊や百合などを配合したお茶は1杯15円ほど。多少の青臭さは我慢 通勤前のエクササイズは必須。ペンギンのゴミ箱も熱く見守る朝の公園 通勤前のエクササイズは必須。ペンギンのゴミ箱も熱く見守る朝の公園 ベトナム女性の美を体現したアオザイは、たゆまぬ努力に支えられて ベトナム女性の美を体現したアオザイは、たゆまぬ努力に支えられて

ベトナムの民族衣装“アオザイ”。20カ所余りを採寸し、体のラインにフィットした完全なオーダーメイド。

ホーチミン市内では制服に採用している学校もあり、ベトナム女性の美の象徴とも言われている。若い女性に肥満が少ないのは、アオザイを美しく着こなすという宿命の上に立つ必然では、と思うほど。

もちろん同じアジアとはいえ、日本ほど西洋化されていないため、米や野菜を中心とした食生活が守られていることも一因だろう。

食後には、旬の果物をはじめ、お通じをよくするパパイヤやビタミンたっぷりのグレープフルーツなどを必ず食べる。

街のレストランでも食事にセットで出されることが普通。特に女性は、市販の清涼飲料を避けて、蓮茶や薬草茶を好むなど内側からきれいにしようという意識が強いようだ。

何よりも、体型をキープする最大の秘訣は、公園にある。午前5時台から、所狭しと歩く女性たち。バドミントンに太極拳、健康体操とエクササイズのオンパレード。日が傾く夕方にも同様の光景が繰り広げられる。

ジムなどは、富裕層に利用されているが、お金のいらない公園エクササイズが一般的。


Text & Photo by Yoko Sakoda

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スウェーデン Swedenエジプト Egypt
ダイエットなんて必要なし、ぽっちゃりさんがモテル!

町中にあるブティックには、XL、XXLから5XL以上のビッグサイズの品揃えが豊富にある。日本ではあまり見かけない“BIG SIZE 5XL”と大きく書かれた看板もエジプトでは珍しくない。お菓子屋さんで売られている甘いクッキーにも、さらに外側には砂糖がまぶしてあるのだ。 町中にあるブティックには、XL、XXLから5XL以上のビッグサイズの品揃えが豊富にある。日本ではあまり見かけない“BIG SIZE 5XL”と大きく書かれた看板もエジプトでは珍しくない。お菓子屋さんで売られている甘いクッキーにも、さらに外側には砂糖がまぶしてあるのだ ぽっちゃりした人が多いのも、うなずける? ぽっちゃりした人が多いのも、うなずける?

エジプトの町を歩いていると、男女問わずにぽっちゃり体型の人が多いのに気づく。

日本を含めた多くの先進国で肥満といえば不健康、怠惰、自己管理力なし等々の代名詞になっているが、エジプトではまったく反対。太っている方が健康的に見えるのだ。食事も肉や炭水化物が中心。

ある日、友人の家の夕食に招待されると、並ぶ料理は鶏肉、マカロニ、ライスで野菜がない! トマトとキュウリのサラダ、大根やキュウリのピクルスぐらいで野菜を使ったメニューはすこぶる少ない。何しろ国民食であるコシャリという料理にしてから、米、スパゲティ、マカロニなどを一緒にした炭水化物の超集合体なのだ。

なぜ、こんな食生活なのか?「砂漠地帯という気候のため野菜は貴重品だった。同時に、すぐにエネルギー変換できる炭水化物が最優先されたのではないか」というのが友人Aの意見だが真相は闇に包まれている。

女性もふくよかなタイプがモテル。日本の基準では明らかにダイエットが必要そうな人でも堂々としてある意味気持ちがいい。

夕方や休日などぽっちゃりカップルが仲良く歩く姿もよく目にする。


Text & Photo by Masao Umemoto