好きな仕事に出会う留学
5つのスタイル[解説編]

チェックの結果はどうでしたか?1つにたくさんチェックが付いた人より、複数の方法に同じぐらいの
チェックが付いて、絞りきれなかった人も多いのでは?  そうなんです。お仕事との密接度に差はあっても、
どのスタイルをとっても、それをお仕事に活かせるかどうかは自分次第。
それでは、ここではその5つの留学スタイルを詳しく見ていって、
本当に自分に合ったスタイルはどれかをさらに絞っていきましょう。



実際の職場でお仕事体験 厳しいけど充実!
インターンシップ
期間:短いものは4週間からあるが、1年、1年半のプログラムが多い。キャリアとしてアピールするには、長期のほうがよいが、要は中身。
費用:1年間で70〜100万円程度が主流。探せば40万程度で参加できるものも。
備考:働きながらお給料がもらえる場合が多い。参加決定まで時間がかかる場合が多い。準備期間をたっぷりとること。
実際に現地の人に交じって仕事をしながら、時にはお給料ももらえるプログラムが、このインターンシップ。
仕事はクルーズ船のスタッフ、旅行社、ホテル、ツアーガイド、政府観光局、ファッション業界、テレビ局、新聞社、エアライン、留学カウンセラー、雑貨店、貿易、IT、輸入販売、経理、ウェブデザイナー、幼稚園教諭、料理、一般事務など実にさまざま。語学力が十分でないなかで、現地の人と一緒に仕事をするのは大変なことだが、がんばる気持ちさえあれば、時間とともに仕事にも英語にも慣れて、貴重な経験となる。もちろん、その後の就職にも大きく影響する。
インターンシップのメリットは、働いた分の報酬がもらえるプログラムが多いことだ。渡航前の手持ちが少なくても、滞在費をカバーすることができるのはうれしい。もちろん、それだけに応募条件が厳しかったり、審査に時間がかかったりということがあるので、出発前の準備期間をたっぷり考えておくことだ。というのは、あらかじめ必要な語学力や学力、書類審査などが必要な場合が多いため。しっかりした情報収集と計画性が大事だ。期間は長いほうがよいが、一番大事なのは内容。どんな組織で何を担い、それにより何を身につけたかを語れることが重要だ。
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語学力はどんな仕事にも必要 徹底的に身につける
語学研修
期間:1週間から1年以上まで実にいろいろ。目標をどこに置くかで選ぼう。
費用:1週間5万円台から、1年150万円程度まで。国によってもかなり違う。
備考:自分がどの力を強化したいか、大学留学を目指すかなど、目的に応じたコース選びが重要。日本人率もチェックしたい。
「読む」「書く」「聞く」「話す」の4技能のトレーニングを中心に語彙力や文法力も伸ばして行くのが一般的なコース。
ただ、学校によっては「ビジネス英語」や大学入学準備コースなどいろいろな特別 コースが用意されているので、
自分が何を目的にして学ぶのかを明確にして選ぶことが大切。特別コースには一定以上の語学力を求められることもある。
また、半年、1年など比較的長期に行く場合は、なるべくレベル分けの細かいところがおすすめ。常に自分のレベルにあったクラスに入ることで、確実にステップアップしていくことができる。 大きな学校はそれなりに入学時のオリエンテーションやレベルアップの方法までシステム化されているところが多く、スムーズに留学生活が始められる。また、校舎をいくつか持っている学校であれば、転校しても同じ教育規準で教えられるので、環境を変えながら通うことができる。
一方、規模の小さな学校は、生徒数が少ない分、教師やスタッフとの密なコミュニケーションができるというメリットがある。
そのほか、学校の立地、環境、日本人の比率など、自分が何を大事にしたいかをよく考えて選ぼう。
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目標定めてまっしぐら、即就職に活かせる
資格取得
期間:2週間程度からあるが、資格として生かしたいなら長期になることが多い。
費用:1年間70万程度から150万程度までが多い。
備考:国際的な資格か、その国独自の資格なのか、就きたい職種の現場でその資格がどう評価されているか、シビアに調査しよう。
現地で就職するにしても、日本に帰国して就職するにしても、留学で学んだことを確実に仕事につなげたい。留学で得たものをしっかり形にして持ち帰りたい。そう願う人には、「資格取得」プログラムがおすすめ。留学しながらチャレンジできる資格はいろいろあるが、大きく分けると以下のような分野がある。ただし、資格には国際的に通用するものやその国でのみ通用するものなどいろいろあるので、選ぶときには十分注意しよう。
●ビジネス・IT系 米国国際貿易実務資格(CITLS)、米国秘書検定(CPS)など
●語学・教育系 第二言語としての英語教授法(TESOL)、小学校英語指 導者資格(J-Shine)、
 各国語通訳・翻訳コース、日本語教師など
●サービス・美容系 アロマセラピスト、リフレクソロジスト、ビューティセラピスト、ソムリエ、
 RSA(酒類を扱う飲食で働くための資格=オーストラリア)など
●医療系 看護師、医療英語ディプロマ、アシスタントナースディプロマなど
●スポーツ系 ダイビング・インストラクター、スノーボード・インストラクターなど


できるだけ費用を抑えて有意義体験
ワーキングホリデー・オペア
期間:ワーホリは最長1年間、オペアも1年間が多い。
費用:ワーホリは1年間のサポート料金10万から30万程度。オペアは1年間20〜30万程度。
備考:とにかく滞在費を抑えたい人向き。ワーホリは年齢制限に注意。
観光ビザや学生ビザでは就労が禁止されているから、海外で暮らしたい、でも費用が……という若者に人気がある2つの滞在方法がこれ。
日本との間で現在ワーキングホリデービザの協定を結んでいる国は、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、韓国、フランス、ドイツ、イギリス、そしてアイルランドの8カ国。今年12月には新たにシンガポールが加わる予定だ。
アルバイト先は、日本人相手の土産物屋や飲食店などのほか、ホテル、ベビーシッター、農場の手伝いなどいろいろ。短期間にさま ざまな仕事を体験できるので、自分次第で、将来の仕事に役立つ経験や人脈をつくることが可能。
一方、オペアとは、住み込みのベビーシッターのこと。アメリカでは国務省の管轄になっている。
滞在費、食費が不要な上に、プログラムによっては、毎週お小遣いがもらえるものや、学校に通う際の学費補助のつくものがあり、留学費用をあまり気にせずできるのがメリット。
帰国後は児童英語教師やインターナショナルスクール、プリスクールなどに就職する人が多い。
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自分の「好き」を探すために気軽な気持ちでトライ
おけいこ留学
期間:1週間から2、3カ月が多い。長いものでは半年以上のものも。
費用:1週間20万程度から。
備考:長い準備期間が不要。短い有給休暇利用でも参加可能。
例えばドイツでパン作りやハム・ソーセージ作り、イタリアでは マンマにイタリア家庭料理を習ったり、ジュエリー製作を体験したり。あるいはオーストラリアでダイビングのライセンスを取るなど、その国ならではの文化やアート、スポーツなどを短期間で体験できるプログラムがある。
最初から半年や1年のプログラムに参加するにはそれなりの計画や準備が必要だが、こうしたプログラムなら短いものでは1週間から参加できるので、長期の休みを取るのが無理な社会人の方でも大丈夫。カルチャー教室に行くつもりで気軽に参加できるのがうれしい。
でも、本場で本場の技を習うことが、その後の人生に大きな影響を及ぼすことも大いにありうることだ。最初は気軽な気持ちで参加して、すっかりその道にはまってしまって、本格的な留学を目指す人も少なくない。要は短い期間であっても、滞在中にいかに多くのことを体験し、吸収し、多くの人と出会えるかで、充実度は大きく変わってくる。すべては自分次第だ。

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