留学情報TOP » 海外インターンシップ-海外インターンシップって何?
「海外で働きたい!」「キャリアアップ、キャリアチェンジがしたい!」…… そんな夢を現実に変える第一歩として、注目されているのが「海外インターンシップ」だ。 働く体験を通じて、語学力やスキルを身につけるだけでなく、その国の文化も学べ、自分を磨くにはピッタリのプログラム。 具体的にはどんな国で、どんな仕事ができるのか、インターンシップの基礎知識とその魅力について紹介します。
「就業体験」「実務研修」とも呼ばれているインターンシップは、今から約100年前にアメリカのシンシナティ大学で始まった。学生が、ある一定の期間、企業や団体の中で研修生として就業体験を積むことができる制度だ。
日本の大学・企業でも、その実施率、参加率は年々上昇している。しかし、日本のインターンシップが、その内容も期間も制限されていることが多いのに対して、海外で実施されているインターンシップは、社員と同等の仕事が任されることもあり、長期間の参加も可能。在学中にその業界を知り、自分の適正を見極め、ビジネスキャリアを積むことができるので、学生にとっては、非常に魅力的なシステムになっている。
現在、アメリカにかぎらず、世界中のさまざまな国でインターンシップに参加することができる。職種についても、仕事の数だけあると言ってもいいほど。ただし、「外国人」である日本人が参加しようと思った場合、そう簡単ではない。
まずは、ビザの問題。就労ビザが取得しやすい国なら問題ないが、そうでない場合は、学生ビザでインターンシップを実施している海外の大学や専門学校、語学学校に留学するか、国や年齢は限られるが、ワーキングホリデービザを取得することになる。
次に、受け入れ企業の問題。インターネットでさまざまな情報が得られる昨今だが、インターンシップを実施している企業を個人で探し、受け入れ許可を得るのは、相当の語学力が必要だ。企業側も、身元やスキルのはっきりしない人に簡単にOKは出さないはず。
また、さまざまな手続きも、自分ですべて行う必要がある。語学力に自信のない人や、めんどうな手続きを避けたいなら、留学手配のプロにお任せしよう。インターンシップの斡旋を行っている留学手配会社やNPOなどの団体は、海外の企業とそれぞれパイプを持っており、ビザ等の最新情報も把握している。的確なアドバイスが得られるうえ、各種手続きもサポートしてくれる。
「インターンシップの体験をしたいが、語学力に不安がある」という人には、語学学校と組み合わせたプログラムがオススメ。語学学校に数カ月間通ったのちにインターンシップに移行するものや、語学学習の一環として、1年間の語学研修の中で、3カ月だけをインターンシップに当てるプログラムもある。
いずれにしても、自分の希望する業界で、希望する仕事に携わるには、それ相応の語学力が求められる。インターンシップに参加する目的をはっきりさせて、語学力が不足しているようなら、準備期間を設けることも必要になる。
とはいえ職種によっては、それほど語学力が求められないものもある。「とにかく海外に住んで働いてみたい」という人にはそのようなコースもいいだろう。
語学留学は、授業料を払って「お客さん」として参加するので、極端に言えば、受け身でいても誰かに迷惑をかけるわけではない。しかしインターンシップの場合、「企業の一員として、職務の一部を担う」という立場なので、必然的に責任が生じる。その責任を自覚しつつ、積極的に職場の人たちとかかわるようにすれば、日本では想像できないほどの素晴らしい経験ができるはずだ。

インターンシップに参加するうえで重要なのはビザの問題。
インターンシップ専用のビザはないので、どのビザが必要なのかは国によって異なる。
事前にしっかり確認しておこう!
語学留学であれば「学生ビザ」で事足りるし、国によっては就労が可能な若者向けの「ワーキングホリデービザ」もあるが、インターンシップの場合、ビザ事情は国によってさまざま。
特に、欧米の場合は「就労ビザ」の取得は難しく、ほとんどが学生ビザかワーキングホリデービザを取得して渡航する。留学手配会社や団体等で扱っている、インターンシップを語学学習の一環と位置づけた、「語学学校+インターンシップ」のセットプログラムであれば学生ビザで参加できるのだ。
アメリカにはワーキングホリデーの制度がないが、学生ビザの他に交流訪問ビザもある。インターンシップ発祥国であり、企業も大学側もインターンシップに積極的で、システムも整っている。有給無給ともに、多くの企業や職種で、インターンシップを体験することが可能だ。また「プラクティカル・トレーニング」(上記アメリカ欄参照)という制度もある。
基本的には英語圏の国々がインターンシップ先として人気だが、ホテル等のホスピタリティではアジアも人気。欧米系ホテルでは英語が使用されるし、ホテル側も日本人スタッフを常駐させたいというニーズがある。タイ、シンガポール、フィリピン、インドネシア、中国など、これらの国では就労ビザも取得しやすく、有給のインターンシップが多い。
フランス、イタリアなどは、飲食系やアート系のスキルアップ、キャリアアップを目指す人たちに人気だが、多くの人が学生ビザかワーキングホリデービザ(フランス)で渡航している。
国によっては、渡航前のビザだけでなく、滞在許可証など、入国後に手続きが必要なものもある。しかし、短期間であれば、正規ではないが、国や受け入れ先によっては観光ビザでも無給インターンシップが可能だ。自分にとって必要なプログラムをじっくりと検討して、必要なビザを取得しよう。


アメリカのビザは、かなり細かく分類されている。非移民ビザだけでも、10種類以上。インターンシッププログラムに参加する場合は、学生ビザ(F-1)か、専門学校留学生ビザ(M-1)を取得して渡航するケースが多い。最近では、交流訪問ビザ(J-1)をインターンシップのために取得することもある。
F-1、M-1ビザの場合は、アメリカ国内の受け入れ校から発行された「入学許可証」が必要。また、J-1ビザの場合も同様に受け入れ機関が発行する「プログラム参加資格証明書」が必要だ。
また、「プラクティカル・トレーニング」という制度があり、短大、大学、大学院の卒業後の12カ月間は、フルタイムの仕事に就くことが可能。プラクティカル・トレーニングは、在学中も使用できるが、その分、卒業後に利用できる期間が減るので要注意。
アメリカ大使館
http://japan.usembassy.gov/

無給のインターンシップは、観光ビザでも、学生ビザでも可能。有給で働きたい人には、1年間の滞在と就労が認められているワーキングホリデービザ(18〜30歳まで)が便利。語学力に自信がない場合は、語学学校に6カ月通うこともできる。学生ビザの場合、アルバイトができるのは公立大学やカレッジへの正規留学生のみ。
学校のプログラムでインターンシップが組み込まれている場合は、「就労が学習科目に必要不可欠」などの諸条件を満たしていれば、就学許可証の申請と同時に、就労許可証も同時に発行される。
カナダ大使館
http://www.canadanet.or.jp/ambassador/


中国のインターンシップは、欧米系ホテル、日系企業での研修や、日本語教師の仕事が中心で、ほとんどが有給。「就労ビザ(Zビザ)」が必要になる。申請には「外国人就業許可証明書」「労働合意書」「臨時居留証」などを用意する。また入国後30日以内に、現地公安局で外国人居留許可の申請手続きをしなければならない。短期の場合は、観光ビザで無給のインターンシップも可能だ。
中華人民共和国大使館
http://www.china-embassy.or.jp/jpn/

ホテルやサービス業もあるが、ビジネスインターンシップの職種も豊富だ。2007年12月から「ワークホリデープログラム(ワーキングホリデー)」が実施され、18〜30歳までの大学生・大学卒業生は、最長6カ月間の滞在と就労が可能になる。
ワーキングホリデー以外で就労するなら、「エンプロイメントパス(EP)」が必要になるので、研修先の推薦状を添えて申請する。
シンガポール共和国大使館
http://www.mfa.gov.sg/tokyojpn/

ホテルや観光業などで日本人スタッフのニーズがあり、ほとんどが有給のインターンシップ。「ビジネスビザ(Bビザ)」も欧米に比べると取得しやすい。入国後には、タイ労働局で労働許可証の取得申請を行う。ビジネスビザの滞在可能期間は90日で、長期滞在をする場合は、90日ごとに延長手続きをしなければならない。観光ビザや「留学ビザ(EDビザ)」の場合は無給インターンシップとなる。
タイ王国大使館
http://www.thaiembassy.jp/

有給インターンシップには、基本的に学生ビザか、ワーキングホリデービザ(18〜30歳まで)が必要。学生ビザは、政府認定校に6カ月以上就学し、英語力もあれば、週20時間までのアルバイトが許可されている。ワーキングホリデーの場合、3カ月まで語学学校に通える。同一雇用主のもとで働けるのは3カ月までだ。観光ビザでも6カ月以内であれば無給のインターンシップが可能。
ニュージーランド大使館
http://www.nzembassy.com/

無給のインターンシップは、観光ビザでも学生ビザでも可能。学生ビザの場合は週20時間の労働が認められているので、時間は限られるが有給も可能だ。有給インターンシップを行うには、ワーキングホリデービザ(18〜30歳まで)が取得しやすく制限も少ない。ただし、同じ雇用主のもとで働けるのは6カ月まで。語学学校には4カ月通うことができる。
国際文化交流などを目的とした一時居住ビザに、職場における実務研修ができる「トレーニービザ」もあるが、自身のこれまでの経歴に関連した内容でなければならない。
オーストラリア大使館
http://www.australia.or.jp/


有給インターンシップにはワーキングホリデービザ(18〜30歳まで)が便利。1年以内であれば働くことができる。正規のインターンシップがしたい人は、長期学生ビザを取得したうえで渡仏し、所属の専門学校または認定された語学学校で必要な書類(Convention de Stage)を発行してもらい、労働基準監督署で許可を受け滞在許可証を更新する。また、観光ビザでも受け入れ先があれば、無給の研修は可能。
フランス大使館
http://www.ambafrance-jp.org/

留学手配会社や団体によるプログラムには、語学学校と無給のインターンシップを組み合わせたものが多く、その場合は「就学ビザ」が必要。たとえ短期でも、観光ビザでは語学学校に通えない。また、3カ月以上の滞在には、入国後に滞在許可証を申請する必要がある。
イタリア大使館
http://www.ambtokyo.esteri.it/

18〜25歳まで(条件次第で30歳まで)なら、「ユース・エクスチェンジ・スキーム(ワーキングホリデー)」によって、最長1年間滞在できて、旅費を補う目的で仕事に就くことが可能。
語学研修にインターンシップが組み込まれたプログラムの場合は、学生ビザが必要。6カ月以上の滞在の場合、「エントリークリアランス」(現地到着後発行される学生ビザの許可証)を取得する。また、2007年9月からは6カ月未満の短期留学でも、アルバイトを含む仕事を希望する場合には、エントリークリアランスが必要になった。エントリークリアランスを取得せずに入国した場合、アルバイト、就労、滞在延長は許可されない。
英国大使館
http://www.uknow.or.jp/be/

2007年から、日本との間に「ワーキングホリデービザ」の制度がスタート。18〜25歳まで(条件次第で30歳まで)なら、このビザを取得して有給のインターンシップに参加できる。大学や語学学校への留学の場合、日本国籍があればビザの取得は不要だが、入国審査で学校の入校許可証の提示を求められる。90日以上滞在する場合のみ、所轄の警察署で外国人登録をする。学生として無給のインターンシップが可能だが、特定の学校に1年以上在籍している正規留学生は、就労許可証なしで週20時間までのアルバイトが許可される。この場合は有給もOK。
アイルランド大使館 http://www.irishembassy.jp/















